COFFEE TABLE TRIP MUSIC
(2020年12月25日)
Recommended Songs for COFFEE TABLE TRIP
コーヒーテーブルトリップとともに聴いてほしい音楽のプレイリストを作りました。
コーヒーを飲みながら想像の旅を楽しむ。音楽とともにかつて旅をした街やいつか行ってみたい国へ想いを馳せたり、自分の過去や心の内を掘り下げてみたり…。そんな時間を過ごしてもらえたら嬉しいです。
(曲のリストとあわせて、Spotify と YouTube のプレイリストもご用意しています)
それではコーヒーと音楽とともによい旅を!
1曲目 「This Time Tomorrow」 The Kinks >>
イントロで流れるジェット機の音が旅の始まりを感じさせてくれます。「~明日の今頃、僕らはどこにいるのだろう」。行先の分からない想像の旅がはじまります!
2曲目 「Milk And Sugar」 G. Love & Special Sause >>
「~旅路は長いし、充分な蓄えがあるわけでもないし、辛い時だってある。だからミルクと砂糖をくれないか。コーヒーがカップに満たされていたら、それでぼくは満足なんだ」。まさにコーヒーの歌です。
3曲目 「my favorite things」 山田稔明
「~起き抜けの朝、ミルで挽く前の深煎り豆の匂いが好き」 トラベラーズファクトリーの2階で毎年開催してもらっているライブでもいつも歌ってくれています。
4曲目 「Starfish And Coffee」 Prince >>
「朝食に何を食べたの?」と聞くと、いつも「ヒトデとコーヒー」と答えるちょっと不思議な愛すべき少女のことを歌った曲。
5曲目 「Pranto de Poeta」 Cartola >>
世界最大のコーヒーの産地ブラジルから。サングラスをかけたカルト―ラが、デミカップでコーヒーを飲むジャケットがかっこよくて、コーヒーというとこのアルバムを思い出します。
6曲目 「Where Do You Go to (My Lovely)」 Peter Sarstedt >>
「~一人でベッドに入っている時、きみの心はどこに行こうとしているの? きみがどんなことを考えているのか、頭の中を覗いてみたいよ」
7曲目 「Tom's Diner」 Suzanne Vega >>
朝、ニューヨークのダイナーでコーヒーを飲んでいるシーンをアカペラで瑞々しく歌い上げる。このアルバムがヒットした高校生の頃。透明感のあるスザンヌ・ヴェガに憧れたなあ。
8曲目 「コーヒータウン」 けもの >>
ここで歌われるコーヒータウンは岩手県の盛岡。盛岡は昔から喫茶店がたくさんあります。紺屋町のお蕎麦屋さんに肴町の尖った本屋、そしてコーヒー…。盛岡を旅した気分で。
9曲目 「Paris, Texas」 Ry Cooder >>
映画「パリ・テキサス」のオープニング。薄汚れた放浪者のような男がアメリカの荒野を一人歩くシーンで流れます。こんな旅にも憧れます。
10曲目 「Freight Train」 Elizabeth Cotten >>
「貨物列車がスピードをあげて走っていく。私がどの列車に乗ったのかは聞かないで。行き先は私にも分からない」10代の頃に自宅の前を走る電車を見て作ったこの曲が、録音されてレコードになったのは60代の時。すごいなあ。
11曲目 「Autobahn」 Kraftwerk >>
電車の旅の後はドライブの旅。スーパーカーブームだった子供の頃、制限速度がないというドイツのアウトバーンをドライブするのに憧れたけど、この曲はどこか牧歌的でのんびりした車の旅を想起させてくれます。
12曲目 「中央フリーウェイ」 荒井由美 >>
そしてドイツのアウトバーンの次は、日本の中央高速へ。この曲は説明不要ですね。
13曲目 「Come On! Feel the Illinoise! Part I」 Sufjan Stevens >>
続いて旅先はシカゴへ。スフィアン・スティーヴンスがイリノイ州をテーマに制作したアルバムより。懐かしいのに新しい、聴いたことあるようで新鮮さを感じさせてくれる曲。旅も音楽もそんな出会いが嬉しいですね。
14曲目 「Isa Lei」 Ry Cooder & V.M. Bhatt >>
音楽の探求者ライ・クーダーが、インドのシタール奏者とのコラボレーションで制作した曲。旅先はインドだけど穏やかな田舎町のイメージかな。
15曲目 「Hanalei Moon」 Jerry Byrd >>
さらにハワイへ。行ったことないけれど、ハワイの人が少ない夕暮れ時のビーチで、穏やかな海風を浴びながら、こんな曲を聴いていたら幸せだろうなあ。
16曲目 「Murmullo」 Buena Vista Social Club >>
続いて旅先はキューバのハバナ。キューバは1959年の革命以降、アメリカなど西側との関係が途絶えたことによって古き良き音楽がそのまま残っているのが魅力です。
17曲目 「San Francisco」 Emile Mosseri, Daniel Herskedal, >>
「~もしサンフランシスコに来るなら、髪の毛に花をつけて来なきゃね」。 こちらは映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』のサントラより。
18曲目 「Les Champs-Élysées」 Joe Dassin >>
続いてパリへ。「~シャンゼリゼ通りには、太陽も雨も、昼も夜も、君が欲しいものはなんでもあるよ」
19曲目 「Journey Through the Past」 Neil Young >>
コーヒーとともに巡る想像の旅は、自分の過去を巡る旅でもあります。「~冬の雨が降る頃、僕は家に帰り、過去を巡る旅をする」
20曲目 「I Must Be In A Good Place Now」 Vetiver >>
ボビー・チャールズの名曲を Vetiver がカバー。「今、僕は良き場所にいるに違いない」、旅に出られない時は今いるこの場所をいるべき場所だと思うのもいいのかもしれません。
21曲目 「Half Right」 Heatmiser >>
メランコリックなミュージシャンの代表みたいなエリオット・スミスが在籍していたバンドによるメランコリックな曲。記憶の奥を深掘りしていくような心の旅にしんみり染み渡ります。
22曲目 「Blue Cafe」 The Style Council >>
ポール・ウェラーがザ・ジャムを解散し80年代に結成したスタイル・カウンシルのインスト曲。ブルーなカフェですが、心の傷をいやしてくれそうな心地よさがあります。
23曲目 「Mo' Better Blues」 Branford Marsalis Quartet >>
スパイク・リーによるジャズ映画『モ‘・ベター・ブルース』のタイトル曲。心地よい演奏とともに心の旅はニューヨークへ。
24曲目 「Little Trip to Heaven」 Tom Waites >>
「~旅に出る必要なんてないよ。君の顔を見たら、愛の翼で天国への旅ができるんだからね」そんな歌詞のラブソング。そこにコーヒーがあればさらにハッピーですよね。
25曲目 「よごれた顔でこんにちは」 RC サクセション >>
「わかってもらえるさ」のB面としてリリースされた曲だけど、RCでは一番好きな曲。旅ができない心をじんわり温めてくれる一曲です。
26曲目 「Place To Be」 Nick Drake >>
こちらもメランコリック代表のフォークシンガー、ニック・ドレイクの名盤より。「~深海よりも深い闇の中にいるみたいだ。お願いだ、僕に居場所をくれないか」。心の旅で行先を失った時に。
27曲目 「Starálfur」 Sigur Rós >>
アイスランドのバンドによるとても美しい曲。ゆらゆらと海の底を漂っているような気分にさせてくれます。
28曲目 「Air à Danser」 Penguin Cafe Orchestra >>
半人半鳥のペンギンが営む不思議なカフェの楽団、ペンギン・カフェ・オーケストラによる無国籍な音楽です。ここではないどこか不思議な異世界へトリップ。
29曲目 「Deep Blue Day」 Brian Eno >>
そして旅はついに宇宙へ。そういえば昔みんなでアアルトコーヒー庄野さんに会うために初めて徳島に車で行く途中、明石海峡大橋の上で美しい夕日が見えた瞬間カーステからの曲が流れて、いたく感動したのを覚えています。
32曲目 「Ballad of Easy Rider」 The Byrds >>
ロード―ムービーを代表する映画『イージーライダー』のために書かれた曲。自由への旅が突然終焉を迎えた瞬間、この曲が流れます。
33曲目 「ナイトクルージング」 フィッシュマンズ >>
コーヒーとの旅ももうすぐ終わり。外も暗くなった頃でしょうか。夜の街を漂うようなこの曲とともに旅の終わりを迎えましょう。
34曲目 「One More Cup of Coffee」 Bob Dylan >>
そして、コーヒーをもう一杯。「~コーヒーをもう一杯。旅に出る前にね。コーヒーをもう一杯くれよ。谷の底へと降りる前に」。どうやら旅はまだ続くようです。それではよい旅を!
こちらはSpotify プレイリストになります。会員の方はこちらからプレイリストを聴くことができます。(無料会員の場合は曲順がランダムになります)
こちらはYouTubeのプレイリストになります。(「my favorite song」と「よごれた顔でこんにちは」はYouTubeで見つけられなかったため、未収録になります)